一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

八幡岳 ……ご近所の山は、過剰なほどの「春」真っ盛りの中にあった……

今日(3月31日)の天気予報は、 1週間前から傘マークであった。 それが前日になって、 晴れマークに変わった。 当初は山に行く予定はなかったのだけれど、 急遽、山へ行く時間を予定に組み込むことにした。 多くの時間は作り出せないが、 近くの山だったら大…

……桜、さくら、サクラ…… 円応寺、馬場の一本桜、西溪公園、鬼ノ鼻山

今年(2013年)の佐賀県の桜開花宣言は、3月18日であった。 桜の見頃と思われた24日(日)は、母の四十九日法要であった。 佐世保に行く途中に車窓から見た桜が美しかった。 これが私の今年の桜の見納めだろうと思った。 次の私の公休日である28日(木)には…

映画『横道世之介』 ……可笑しく、切なく、懐かしく、そして愛おしい作品……

今年(2013年)1月~3月期のTVドラマで、 最も面白かったのは、『最高の離婚』であった。 とにかく 坂元裕二の脚本が秀逸。 次々に発せられる言葉に哄笑、そして驚嘆した。 瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛の4人の演技も素晴らしかったし、 エンディン…

由布岳 …登山を楽しんだ後に、東勝吉さんの描いた由布岳の絵を鑑賞する…

30年来の友人、ヤスさんが山登りを始めたと聞いて、 一緒に山歩きをしたのは、2月24日のことであった。 岩国市へ遠征し、錦帯橋からの城山へ登り、 その後、錦町へ移動し、本州西南限のセツブンソウを観賞した。 ヤスさんにとってとても感動的な山行であった…

鬼ノ鼻山 ……昼下がりに裏山へ登り、シュンランの蕾を見つける……

今日は午前中に用事があり、帰宅したのは午後2時頃。 山へ行かずに一日を終えるのは、何だかモッタイナイ。 で、裏山に登った。 今日は登山道ではなく、 気になっているところから登ってみた。 鬼ノ鼻山にも、こんな岩場があるんだよね。 多良山系のような雰…

映画『草原の椅子』 ……辛い過去を持った他人同士が繋がっていく物語……

主に文芸誌に作品を書いていた頃の宮本輝が好きで、 「泥の河」「蛍川」「幻の光」「錦繍」などの初期作品を好んで読んでいた時期があった。 新聞連載などが増えたその後の作品は、 初期作品に比べ、やや大味な感じがして、 最近ではあまり良い読者ではなく…

鷹取山・登吾留山 ……バイカイカリソウが咲き始めました……

バイカイカリソウの花期はいつかと思い、 ネット検索してみた。 4月~5月としたものが多く、 5月中旬~6月上旬としたものもあった。 佐賀県内の自生地も、 早くて3月下旬、 4月にならないと咲き出さない山も少なくない。 しかし、登吾留山では、3月上旬には…

御船山 ……満開の「御船が丘梅林」を抜けて、好展望の岩峰へ……

先日、長女が子供を連れて遊びに来たとき、 みんなでTVを観ていたら、 いま話題のCMが始まった。 「いつ買うか? 今でしょ!」 という、あれ。 私がそのモノマネをすると、(オイオイ) もうすぐ5歳になる孫(長女の長男)にバカウケ。 それ以来、 「あれや…

井原山 ……近くの山にも春の妖精(ホソバノコバイモ)が舞い降りてきた……

フクジュソウやセツブンソウは佐賀県に自生しない花なので、 それらspring ephemeral(春の妖精)を見たければ、 遠くの山まで行かなければならない。 だが、同じスプリング・エフェメラルでも、 ホソバナコバイモだったら、近くの山でも見ることができる。 …

映画『脳男』 ……若き俳優陣の健闘が光るアクション・ミステリー……

昨年(2012年)見た邦画のなかで、 園子温監督作品『ヒミズ』は、三本の指に入る傑作であった。 この『ヒミズ』で、 ヴェネチア国際映画賞のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)をW受賞したのが、 染谷将太と二階堂ふみのコンビ。 この染谷将…