読書
私が利用している図書館の新着図書コーナーに、 『有名人の愛読書、読んでみました。』(ブルボン小林/中央公論新社) という本があった。 今年(2026年)の3月25日に刊行されたばかりの本で、 パラパラと頁を繰ると、 いろんな有名人の愛読書を紹介し、 そ…
伊藤左千夫と聞いて、まず思い浮かぶのは小説「野菊の墓」であろう。 1906年(明治39年)に『ホトトギス』に発表され、 もう120年あまり読み継がれている名作であり、 私も10代のときに読んで感動して以来、何度も読み返している。 「隣の嫁」は、「野菊の墓…
『作家とお風呂』(平凡社、2025年11月刊)を読んだ。 『作家と猫』『作家と犬』『作家と酒』『作家と珈琲』『作家とおしゃれ』『作家とおやつ』『作家と山』など「作家と〇〇」シリーズの第8弾(最新作)である。 我が家のお風呂、近所の銭湯、お気に入りの…
『ミステリーの女王 夏樹静子と福岡』という本が、 西日本新聞社から2022年3月に刊行されていたということを、 つい最近まで知らなかった。 夏樹静子ファン失格である。 私自身、(書店が減ったこともあって)書店に行くことも稀になり、 新刊書を目にする機…
嵐山光三郎が(2025年)11月14日に肺炎のため亡くなったことが、 11月28日に分かった。享年83歳。 www.youtube.com 【嵐山光三郎】 1942年(昭和17年)1月10日、静岡県浜松市生まれ。 編集者、作家、エッセイスト。 国学院大卒業後に平凡社に入社。 雑誌「太…
1925年(大正14年)1月14日生まれの三島由紀夫にとって、 今年(2025年)は生誕100年に当たる。 そして、今日(2025年11月25日)は、 1970年(昭和45年)11月25日に亡くなった(自決した)三島由紀夫にとって、 没後55年となる命日である。 私は中学3年生ま…
“一人読書会”の次なる課題本として、 トルストイの『戦争と平和』を読み始めているのだが、 これが(登場人物が559人という)なんとも厄介な代物で、(笑) なかなか読み進めないでいる。 箸休めのような感じで、図書館で借りた本などを合間に読んでいるのだ…
図書館の新着図書コーナーで、タイトルに惹かれ、 村田あやこ著『緑をみる人』(雷鳥社、2025年10月6日刊)を手に取った。 【村田あやこ】 40代。 路上園芸鑑賞家/ライター。 街歩きをテーマにしたコラムやインタビュー記事などを執筆。 デザイナーの藤田泰…
2年前の2023年11月に「別冊太陽 小泉今日子」が発売された時、 すぐに売り切れになり、話題になっていたことを憶えている。 【小泉今日子】(こいずみ・きょうこ) 1966年2月4日生まれ。俳優、歌手、執筆家。 株式会社明後日の代表取締役、プロデューサー。 …
私の高校時代に読んでいた学習雑誌や娯楽雑誌の表紙は、 大抵、岡崎友紀か吉沢京子で、 人気も(我々の間では)この二人が二分していた。 私は岡崎友紀派で、岡崎友紀が大好きだった。 【岡崎友紀】(おかざき・ゆき) 女優、歌手。ミュージカルの舞台で子役…
著者の山本正嘉氏を知ったのは、 2024年6月に開催された、 「第7回 夏山フェスタin福岡2024」というイベントだった。 【山本正嘉】 1957年横須賀市生まれ。東京大学大学院修了。博士(教育学)。鹿屋体育大学名教授、および同大学のスポーツトレーニング教育研…
私が安涼奈さんを知ったのは、 YouTubeチャンネル『安涼奈/Alyona』においてだった。 www.youtube.com 外国人による「日本再発見」みたいな動画は、 かなり以前より数多く有ったのだが、 そんな中でも内容が良くてよく観ていたのが、 『安涼奈/Alyona』だっ…
『週刊新潮が撮った 昭和の女優たち』という写真集を、 図書館から借りてきて見ている。 本書のネットのデータベースには、 いま蘇る銀幕の女神たち! 半世紀を超えて、なお輝く在りし日の美貌と艶麗!! 映画撮影の合間に、あるいは旅先で、まさかの自宅で――…
私が利用している図書館のHPの「新着情報」欄で、 私の好きな山岳カメラマン・星野秀樹氏の著書、 『山に登る』(アリス館、2025年5月刊)という本を見つけた。 「貸出可能」となっていたので、早速、図書館に行って探すが、 「ない!」。 図書館スタッフに訊…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの8回目は、 池田知沙子著『みんなちさこの思うがままさ』。 最初に、著者である池田知沙子について、短く紹介する。 昭和22年7月29日、東京に生ま…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの7回目は、 市毛良枝さんの『73歳、ひとり楽しむ山歩き』(2024年2月、KADOKAWA刊) 市毛良枝さんの本は、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの6回目は、 『スタインベック短編集』(新潮文庫)より「朝めし」。 『スタインベック短編集』は13編の作品が収められた短編集で、 本来なら“一人…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの5回目は、 畠掘操八著『富士山・村山古道を歩く』(2006年、風濤社刊)。 私が、かつて、「麓から登ろう!」シリーズの延長として、 「海抜0メー…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの4回目は、 南木佳士の『草すべり その他の短篇』(2008年7月、文藝春秋刊)。 山歩きの短篇集だ。 【南木佳士】(なぎ けいし) 1951年、群馬県に…
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの3回目は、 萩生田浩著『山のかたみ』『山と過ごした一日』。 『山のかたみ』という本のことも、 『山と過ごした一日』という本のことも、 著者(…
一昨日、『山なんて嫌いだった』(市毛良枝)のブックレビューを書いたとき、 次のような文章で始めた。 世には「山の名著」と呼ばれているものがあって、 山ヤさんの間ではけっこう読まれていたりもするのだが、 一般的な登山愛好家で、読む人は案外少ない…
世には「山の名著」と呼ばれているものがあって、 山ヤさんの間ではけっこう読まれていたりもするのだが、 一般的な登山愛好家で、読む人は案外少ないのではないかと考える。 例えば、 『山岳名著読書ノート 山の世界を広げる名著60冊』 (ヤマケイ新書)とい…
砂原浩太朗という作家は、 私は、『高瀬庄左衛門御留書』などを読んでいたこともあって、 時代小説作家として認識していた。 【砂原浩太朗】 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回決戦!小説大賞を受賞。2…
岸本葉子さんは、エッセイストで、 1961年6月26日生まれの63歳。(2024年12月現在) 神奈川県鎌倉市出身。 1984年東京大学教養学部教養学科相関社会科学専攻卒業後、 東邦生命保険相互会社に入社。 就職体験を綴った『クリスタルはきらいよ』を在職中に出版…
私が両親の介護をしていたとき、 幾度となく病院や施設を訪問したが、 〈なんと多くの寝たきり老人がいることか……〉 と、驚いたことを憶えている。 TVなどでは、元気そうなスーパー老人ばかりを紹介し、 「人生100年時代」が今そこに来ているかのような演出…
私が利用している図書館では、 1回につき10冊借りられるようになっている。 毎回10冊借りるようにしているのだが、 あと1冊……となったときの「あと1冊」がなかなか決まらない。 早く帰りたいときは、近くにあった1冊を掴んで、カウンターへ行く。 今回、その…
背の低い女の子チッチが、 ハンサムで長身の男の子サリーに抱く一途な恋心を描いた4コマ漫画、 『小さな恋のものがたり』をご存じだろうか? 1972年7月8日から9月30日まで、 岡崎友紀、沖雅也のW主演で、日本テレビ系列でドラマ化もされているので、 私と同…
先日、図書館に行った折、 新着図書コーナーで、“ジャケ買い”ならぬ“ジャケ借り”をした。 装幀が、遭難事故の新聞記事のようだったので、 中身を確かめもせずに、表紙だけを見て、 〈山での遭難事故を扱ったドキュメントだろう……〉 と、勝手に思った次第。 …
※PCでご覧の方で、文字が小さく感じられる方は、左サイドバーの「文字サイズ変更」の「大」をクリックしてお読み下さい。 先日(2024年9月22日)、NHK・Eテレで、 「こころの時代~宗教・人生~ 医師と禅僧 生と死をめぐる対話」 という番組を観た。(2023年…
※PCでご覧の方で、文字が小さく感じられる方は、左サイドバーの「文字サイズ変更」の「大」をクリックしてお読み下さい。 本書『くもをさがす』は、 2023年4月18日に刊行された、 西加奈子の初のノンフィクション作品で、 2021年コロナ禍の最中、 滞在先のカ…