一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……マンサク、ツクシショウジョウバカマ開花……

 

3月11日(水)

 

今日は“私の山歩道”で花散策をしようと思っているのだが、

一応、山頂も踏んでおこうと思い、天川登山口から歩き出す。

 

まだ裸木が多く、冬の様相。

 

今朝は冷え込んだので、霜柱や、

 

氷が見られた。

 

それでもアセビの木には蕾が見られ、

少し春も感じられる。

 

ゆっくり登って行く。

 

山頂近くになると、残雪も見られた。

 

もうすぐ山頂。

 

天山山頂に到着。

 

山頂では、どこかの保育園の園児たちが記念写真を撮っていた。

 

晴れてはいるが、霞がかかっていて展望はイマイチ。

 

少しだけ稜線歩きをして、

 

こんな風景を見ながら珈琲タイム。

 

その後、“私の山歩道”へ向かう。

 

まずはオオキツネノカミソリの第二群生地へ。

 

第二群生地は、第一群生地のように密生はしていないが、

 

小さなかたまりが広範囲に植生しており、

 

歩いていて楽しい。

 

次に、ツクシショウジョウバカマの群生地へ。

 

もう開花していた。

 

紫色の雄蕊の葯が何とも美しい。

 

完全に開花した花も見ることができた。

 

次に、サ〇ノオの群生地へ。

 

まだ花は咲いていなかったが、

私は錆色の葉が好きなので、ゆっくり愛でる。

 

水滴を纏った葉も素敵。

 

フキノトウもあちこちで顔を出していた。

 

コチャルメルソウは開花準備を整えていた。

 

わずかに開いた蕾をパチリ。

 

天山は案外シュンランの多い山で、

 

至る所で見ることができる。

 

開花までもうちょっと。

 

最後にマンサク。

美しく開花しておりました。

 

マンサクは「春早くまず咲く」といわれ、早春に花が咲く花木植物である。

山地のやや乾いた斜面や尾根の林内に生育し、

樹高2~5mの落葉小高木。

佐賀県内では、鬼ヶ鼻、天山、経ヶ岳、多良岳の限られた場所に生育するので、

自然のものを観賞するにはかなりの努力を要する。

 

県内はもとより九州のマンサクの多くは、

先日(2026年2月27日)亡くなられた佐賀植物友の会会長・岩村政浩氏(享年96歳)の調査研究によってアテツマンサクとされている。

アテツマンサクは岡山県の阿哲地方に因んで名付けられた。

 

天山で見るマンサクは格別である。

今日も「一日の王」になれました~