一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

山岳会時代の山行

鶴見岳~内山~塚原越 ……雪山の魅力がギッシリ詰まった縦走路……

からつ労山の1月の月例山行は、鶴見岳縦走。 これまで、 まったく雪のない登山だったり、 大雪で高速道路が通行止めになって登山が中止になったり……と、 鶴見岳とからつ労山との相性は、あまり良くなかった。 それがちょっと心配。 さて、今回はどうだろう。…

福智山~香春岳 ……小説『青春の門』に出てくる山を目指して……

からつ労山の今年最後の月例山行。 さて、今回は、昨年の12月に歩いた尺岳~福智山の続きで、 福智山~香春岳。 一昨年の4月には尺岳~皿倉山を歩いているので、これで皿倉山から香春岳が繋がることになる。 3年越しの縦走完歩。 参加したのは19名。 今回は…

中山仙境 ……絶景と絶叫、スリル満点の岩稜で遊ぶ秋の一日……

国東半島の周辺には、低山ながらも険しい岩峰の連なりがいくつもある。 3年前の2007年12月に、からつ労山の月例山行で、鋸山の異名をもつ田原山に登った時、その近くにある中山仙境にもぜひ登りたいと思った。 佐賀勤労者山岳会が編んだ『SAGAの山あるき。』…

大船山 ……たしかに君は今、秋のまんなかにいる……

からつ労山の10月の月例山行は、くじゅうの大船山。 第三日曜日の10月17日(日)は紅葉にはまだ早いかなと思っていた。 ところが、ネット仲間から、御池の周囲は紅葉しているとの嬉しい情報が…… 期待に胸をふくらませて参加した。 午前5時に唐津を出たマイク…

傾山縦走②(九折越小屋~傾山~三ツ尾~九折鉱山跡)…抜群の展望を堪能…

今日(20日)のスケジュールは、九折越小屋から傾山に向かい、登頂後、三ツ尾を経て、九折鉱山跡に下りてくるという、時間的にはそれほどでもないが、けっこうハードなコース。 午前5時起床。 外で各自朝食。 私は味噌汁に調理パン。(笑) NHKの「ためして…

傾山縦走①(尾平越~本谷山~笠松山~九折越小屋) …星に願い、星に祈る…

「流れ星に(3回)願い事をすると願いが叶う」 とは、昔からよく耳にしてきた言葉だ。 流れ星が現れて消えるまでの瞬時に、自分の願い事を言うことはきわめて難しい。 しかも、瞬時に3回ともなると、不可能に近い。 だが、もし、そのことができれば、本当に…

多良山系・平谷沢 ……沢を登る楽しさ、水と戯れる喜び、渓を歩く心地よさ……

人生に確かなものは少ない。 不確かなものに囲まれて、我々は生活している。 何が虚で、何が実か? 曖昧模糊とした現実の中で、我々はしばし呆然と立ち尽くす。 この世の中に、確実に「これはこれだ」と断言できるものがどれだけあるだろうか? 断言できるも…

叶岳~高地山~飯盛山~高祖山 …展望と森林浴を楽しみながらの低山縦走…

「からつ労山」7月の月例山行は、第一日曜日が天山の清掃登山であった。 第三日曜日の今日は、福岡市の西端に位置する叶岳~高祖山縦走。 参加したのは20名。 真夏の低山縦走ということで、参加者はもっと少ないかと思ったが、けっこう多い。 間近に迫った夏…

天山清掃登山 ……岸川ルートを登らずして天山を語るなかれ(アゲイン)……

「郷土の山を美しく」ということで、からつ労山では、毎年この時期に清掃登山を行っている。 2006年は、浮岳・女岳。 2007年は、腰岳。 2008年は、国見山。 2009年は、作礼山。 そして、2010年の今年は、天山。 毎年梅雨のさなかに行われるため、2006年から2…

祖母山 ……ひたすら雨の中を歩いた先に見つけたもの……

からつ労山の6月の月例山行は2回あり、 1回目の6月6日(日)は霧島山系に行った。 2回目の今日は、祖母山。 祖母山に登るのは、からつ労山の月例山行としては2008年10月12日・13日以来なので、1年8ヶ月ぶりということになる。 あの2008年の山行では、 1日目…

韓国岳~大浪池 ……花酔いするほどのミヤマキリシマ・ロードを行く……

からつ労山の月例山行は、普通、月に1度、第3日曜日に行われているが、6月と7月だけは第1日曜日と第3日曜日の2回行われる。 6月の第1日曜日の予定は、本来「霧島縦走」であった。 だが、新燃岳の噴火により、警戒レベル2(火口周辺への立入規制等)が続いて…

市房山 ……あれほどのヒカゲツツジの大群落は見たことがない……

からつ労山の5月の月例山行は市房山。 山岳会で今年の山行計画を立てる際、アンケート調査を行ったのだが、 「今年登りたい山ベスト1」に輝いたのが、この市房山だった。 今月は、GWに、特別山行で、天包山と石堂山に登っている。 市房山に登れば、5月のうち…

米良の山②「石堂山」 ……アケボノツツジとミツバツツジの競演に興奮……

双子キャンプ場の管理棟で一夜を過ごした我々は、早朝5時起床。 各自朝食を作って食べ、後片づけと出発準備。 6時に、マイクロバスで出発した。 米良椎葉林道を走っている時、井戸内峠で左折しなければならないのに直進してしまい、道が下りに転じた時点で間…

米良の山①「天包山」 ……黒く塗りつぶされたキャンバスに燦めく星々……

(石堂山山頂から見た天包山) からつ労山では、毎年、ゴールデンウィークに、月例山行とは別に、「GW特別山行」を行っている。 今年は、5月3日(月)~4日(火)の1泊2日で、宮崎県にある天包山と石堂山。 五家荘、椎葉荘、米良荘を、九州三大秘境と呼んで…

緩木山~越敷岳 ……アケボノツツジを見ながら稜線をゆっくり歩いた……

からつ労山の4月の月例山行は、大分県の「緩木山~越敷岳」。 祖母山系の西に位置する緩木山(1046m)と越敷岳(1061m)、 その稜線では、アケボノツツジを見ることができる。 アケボノツツジは、九州では主に祖母山系や大崩山系など標高の高い山地に自生し…

久住山・稲星山 ……くじゅうはやはり、こうでなくっちゃ……

からつ労山の月例山行で、くじゅうへ行ってきた。 本来は、牧ノ戸峠から中岳に登り、大曲登山口に下りてくるだけの予定であったが、運営委員会で「稲星山はあまり行かない山なので、久住山から稲星山を経由するコースも作ってはどうか」との声があり、Bコー…

雲仙(妙見岳・国見岳・普賢岳) …美しきものを見し人・再会と新たな出会い…

もう2年以上前になる。 2007年11月19日。 からつ労山の月例山行で、阿蘇・根子岳に登った。 そのとき参加していた一人の女性のことが、今でも強く印象に残っている。 会員ではなく、一般参加の方であった。 この女性は、スケッチブックを持参し、天狗岩を描…

英彦山 ……ぎらりと光るダイヤのような日……

H・D・ソローは『森の生活』の中で言っている。 《死ぬ時に、 実は本当には 生きていなかったと 知ることがないように》と。 ドキリとする言葉である。 現代人は、物質主義の中で生きている。 暮らしのほとんどを、 ただ暮らしに必要な物と、 心地よさを追い…

からつ勤労者山岳会「第23回定期総会」 ……2010年山行計画決まる……

からつ勤労者山岳会の定期総会が、唐津市西の浜の【渚館きむら】で開催された。 13:00~14:00「第23回定期総会」 14:00~15:30「健康チェック」その他 15:30~18:30「新年会」 出席者39名。 委任状17名。 計56名(会員数65名)で、定数を満たし、議会成立。 …

尺岳~福知山 ……冬の縦走路は、なんて幸せな気分にしてくれるんだろう……

からつ労山の今年最後の月例山行は、九州自然歩道の尺岳から福知山。 昨年の4月の月例山行で、尺岳から皿倉山を歩いた。 九州自然歩道のスタート地点は皿倉山にあって、前回は、尺岳から皿倉山へ逆方向へ歩いたのだ。 今日は、九州自歩道を繋いで歩く企画の…

弥山(安芸の宮島) ……世界遺産・日本三景の聖地に広がる奇跡の空間……

若い頃から旅行が好きで、全国の都道府県にはすべて足を踏み入れている。 しかし、有名な観光地には、驚くほど行っていない。 興味があったのは、あまり人の行かない田舎の町であったり、小さな漁村だったり……。 14年前に、徒歩日本縦断した時も、観光地巡り…

三俣山 ……すべてが美しい山 すべてを愛したい山……

長者原からくじゅうの山群に入って行くとき、 長者原からくじゅうの山群に別れを告げるとき、 いつも、 そこで迎え、 見送ってくれるのは、 三俣山である。 美しい姿の山である。 からつ労山の10月の月例山行は、この三俣山。 紅葉の時期ではあるが、それを…

大崩山② ……岩稜に囲まれた天空の城で、一日の王となる……

3:00 起床。出発準備。 3:45 マイクロバスに乗り込む。 本日の行程は、A班は、ワク塚ルートを登り、山頂を経て、坊主尾根ルートを下山。 B班は、山頂をパス。 リンドウの丘で待ち合わせをして、A班・B班一緒に昼食をとることになっている。 4:19 ヘッドラン…

大崩山① ……星々は、かまびすしいほどに夜空を埋め尽くし……

からつ勤労者山岳会の今月の月例山行は、九州一の名峰・大崩山。 佐賀県からは遠く離れているため、9月20日(日)、21日(月)の2日間での実施となった。 9月20日(日) 7:45 午前7時に唐津を出たマイクロバスが、多久IC入口に到着。 私を含め3名が乗り込む…

多良山系・小川内谷左俣 ……涼やかな谷、輝く岩、光る水しぶき……

下の写真の人、誰? 何をしてるの? 「工事現場のおじさん」 違います。 「変なおじさん」 「変な招き猫」 「変な……」 コラ~ 怒るよ、も~ ワタシです、ワ・タ・シ! ブログ管理者のタクです。 これから沢登りしようとしているのです。 地下足袋にワラジ。 …

井原山(洗谷から水無へ) ……今年初めてのオオキツネノカミソリ……

からつ労山の7月二度目の月例山行は井原山。 奇徳橋~洗谷~稜線分岐~井原山~水無ルート分岐~林間歩道分岐~アンの滝分岐~奇徳橋 私にとっては、今夏三度目の洗谷である。 一度目は、夏山訓練登山。 二度目は、ネット仲間との登山。 何度歩いても気持ち…

猟師山・合頭山 ……雨は花を宝石に変える……

からつ労山の今月2回目の月例山行は、くじゅうの猟師山と合頭山。 もちろん、森の貴婦人に逢いに…… 前日までは晴れていたが、本日の天気は雨。 雨でも出発するのが、わが山岳会の素晴らしいところ。 普通、「生憎の雨」と言ったりするが、私は雨が嫌いではな…

……宇宙の片隅で…… 阿蘇中岳・高岳

子供の頃にあまりにも雄大な風景を目にすると、それは子供にとっての神話になる。 それは、大人になってからも折にふれ思い出される。 日々の暮らしに追われている時に、その風景は、自分の中にもうひとつの時間が流れていることを教えてくれ、不思議な心地…

球磨川水源を求めて ……あなたの最も好きな場所……

私の好きな作家の一人に、福永武彦がいる。 『草の花』『廃市』『海市』『忘却の河』『死の島』など、魅力的な作品が多い作家だ。 彼の作品の中に、それほど有名ではないが、『あなたの最も好きな場所』という印象深い短編小説がある。 河出文庫の『幼年』と…

二上山・諸塚山 ……アケボノツツジとの遠距離恋愛&ちょっぴり浮気……

二上山と諸塚山は、宮崎県の諸塚村と高千穂町の境界をなす稜線上にある。 この周辺は、アケボノツツジがどこよりも早く咲くということで知られている。 で、片道4時間かけて、そのアケボノツツジに逢いに行ってきた。 まず最初に、二上山展望台へ向かう。 お…