
極秘に(でもないが…)黒髪山系大縦走計画が進行中である。
英山から腰岳まで、完全縦走を目論んでおり、実行日も近づいてきている。
黒髪山系大縦走プロジェクトの一員である私は、縦走直前下見として、
12月11日に、英山から黒髪山(←クリック)までを、
12月14日には、牧ノ山と腰岳の間(←クリック)を歩いた。
何度か歩いている縦走路なので、もうこれで十分なのかもしれないが、今回の直前下見で、黒髪山から牧ノ山の間を歩いてないことが気になっていた。
今週は、ずっと天候が思わしくない。
金曜から月曜までは雪マークが付いている。
黒髪山系を歩くのに、雨や雪は好ましくない。
岩場が多く、滑るのだ。
唯一、木曜日の今日がなんとか登山できそうな日だった。
で、歩いてきた。
黒髪山から牧ノ山までを……
竜門ダム駐車場~二俣~後の平~黒髪山~見返峠~青螺御前~青螺山~青牧峠~牧Ⅱ峰~牧ノ山~竜門水場~竜門駐車場
8:02
竜門ダムのいつもの場所から、青螺山を望む。

8:06
竜門ダム駐車場に到着。
私の他にまだ誰もいない。
登山靴に履き替え、ストレッチをする。
8:23
竜門ダム駐車場を出発。
昨夜まで降っていた雨で、竜門峡の登山道は、しっとり濡れている。
こういう雰囲気の竜門峡も素敵だ。

8:37
二俣から右に進路をとり、後の平方面に登っていく。
9:00
鬼の岩屋を通過。

9:07
後の平に到着。
ここから左折し、黒髪山を目指す。
9:13
後の平からしばらく歩いたところに、展望の良い場所がある。
ここから真正面に、これから歩く青螺山が見えた。

左に目を転ずると、今日の最終目的地・牧ノ山も見えた。

9:23
蛇焼山を通過。
9:25
有田ダム分岐を通過。
黒髪山系大縦走のときは、左の有田ダム方面から登ってきて、この分岐から黒髪山山頂を目指すことになる。

9:28
黒髪山山頂に到着。

驚いたことに、山頂からは、雲海を見ることができた。

なんと幻想的な……
テルモスに入れてきたレモンティを飲みながら、娘が持たせてくれたケーキを食べる。
至福のひととき。

9:43
黒髪山山頂を出発。
9:59
展望の良い場所で、再び雲海を見る。
いつまでも見ていたい感じだ。

10:10
雌岩に立ち寄る。
ここからの眺めも素晴らしい。

10:17
見返峠を通過。
10:22
屋久島の太鼓岩からの眺めを彷彿とさせる岩場で、しばし展望を楽しむ。
ここは私の大好きな場所。

縦走路は、このような快適な道もあるが、けっこうアップダウンが激しい。

10:42
急坂を登り切り青螺御前に到着。
初めてここを歩く登山者は、青螺御前を青螺山と勘違いする人が多い。
標識の向こうに見えるのが青螺山だ。

11:04
青螺山山頂に到着。
「あれれれれ」
標識が木にくくりつけてある。
誰がしたんだろう?

青螺山山頂は、以前はそれほど展望は良くなかったが、最近、山頂周囲の木々が切り払われて、抜群に眺めが良くなっている。
伊万里湾と伊万里市街地……

唐津方面も視界良し!

黒髪山系の連なりの向こうには、虚空蔵山や多良山系も眺められる。

11:18
青螺山山頂を出発。
11:22
途中の展望の良い場所で、これから向かう牧ノ山を眺める。
背後の国見山地も美しい。

青螺山から青牧峠に向かう縦走路には、垂直に近い崖のロープ場などもあり、慎重な足の運びが要求される。
「ユダンスルナ」の注意書きも……

11:40
艶めかしい曲線をもった木を見つけた。
見上げると、隣の木と絡み合っていた。(オイオイ)

11:47
青牧峠を通過。
12:09
牧Ⅱ峰直前にある眺めの良い場所で、黒髪山系の連なりを見る。
縦走路は、多くは樹林帯の中であるが、こうして所々に展望の良い場所がある。
自分が歩いてきた山々をこうして眺められるのは、本当に嬉しいことだ。

12:11
牧Ⅱ峰に到着。
ここからの展望も悪くない。

12:22
牧ノ山山頂に到着。
ここで昼食にする。

12:40
牧ノ山山頂を出発。
12:52
途中の蛙岩から国見山地の連なりを眺める。
左端の隠居岳の向こう側に、私の実家がある。
昨年春に、国見山地を縦走したことを思い出す。

竜門と牧ノ山を結ぶこのルートは、急坂が多く、登るのも下るのも大変だ。
「ひたすら登れば そのうち山頂に着くと思う」だってさ。(笑)

このルートには、蛙岩、衝立岩、蟹岩など、奇岩が多く、登山道もそれほど整備されておらず(笑)、自然を大いに楽しめる。
ただし、単独の初心者は歩かない方が無難。
迷いやすい箇所も多々あるからだ。

サツマイナモリが一輪咲いていた。
群れて咲く印象のある花なので、こうして岩陰でひっそりと咲いていると、なんとも愛らしく思えてくる。

14:00
竜門水場に到着。
14:11
竜門駐車場に到着。
今日も素晴らしい山歩きをすることができた。
3回に分けて、黒髪山系を全部歩くことができたことも嬉しい。
今度は、英山から腰岳までイッキに歩くだけだ。
黒髪山系大縦走が楽しみになってきた。
参加者も現在15名ほどに増えてきている。
縦走後に登山者を出発地点に運ぶ回送車の手配もできた。
あとは天候……
当日の晴天を願うだけだ!