一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

晩秋の天山 ……ヤマラッキョウ、アキノキリンソウ、リンドウ、そして紅葉……




11月22日(金)

今年(2024年)80回目の登山は、天山へ。
稜線の花は終わっているが、
“私の山歩道”にはまだ秋の花が残っているかもしれない。
そんな期待を抱きながら、
(とりあえず山頂は踏んでおこうと)天川登山口へ向かった。
駐車場に着くと、一台の車も無かった。
嬉しい。


出発。


あめ山分岐を通過。
この辺りの紅葉は終わっていた。


木々は葉を落として裸木となっていたが、


よく見ると、もう若葉が出ていた。


ビックリ。


いつもの場所でパチリ。


ヒメアザミがまだ咲いていた。


イナカギクが美しく咲いていた。


ゆっくり登って行く。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


久しぶりに一等三角点をパチリ。


靄っていて展望はイマイチ。


山頂にも稜線にも誰もいなかった。


これから“私の山歩道”へ。


まずは紅葉を愛でる。




天山の稜線に木々はないので紅葉を見ることはできないが、
“私の山歩道”では紅葉真っ盛りであった。




天山に紅葉のイメージはないが、
場所によっては大いに楽しめるのだ。




黄葉も美しい。




今日も晴れたり曇ったりの天気であったが、
陽が当たると紅葉は一段と輝く。










黄金色や、




真っ赤な紅葉も見ることができた。


木に絡まる蔦の紅葉も好もしい。


アキノタムラソウ、


アキノキリンソウなど、
“私の山歩道”では、秋の花もまだ見ることができた。


秋らしからぬ陽気に誘われ、スミレも咲いている。


キタテハが日向ぼっこをしていた。


ムラサキセンブリは終焉を迎えていたが、


僅かに残っていた薄紫色をパチリ。


リンドウも残り少なくなっていたが、


私を待っていてくれた花をパチリ。


いいね~


可愛いツワブキの花を見ながら、


ヤマラッキョウの群生地へ。
「おっ、咲いている~」
例年、10月下旬には咲き始めるのだが、
今年は(夏が長かった所為か)11月中旬になっても咲いていなかった。
11月下旬になって、やっと咲き出したのだ。


もう咲かないのか……と心配していたので、嬉しい。


周囲には(小さな)アキノキリンソウも咲いている。


ヤマラッキョウアキノキリンソウのコラボ。


ヤマラッキョウも、


アキノキリンソウも、小さくて可愛い。


ヤマラッキョウはまだ蕾が多かったが、


今年も咲いてくれて嬉しい。


今日も「一日の王」になれました~