一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

たった一人の天山 ……数百人いた元旦から一週間後に登ったら誰もいなかった……




1月8日(水)

元旦に初日の出を見に天山に登ったら、数百人の登山者がいてとても驚いた。
一週間後の今日は、果たして……

天川集落に入った頃から、雪が見られるようになってきて、
(もう廃業している)旧「天山スキー場」からの道との合流地点まで来ると、
完全な積雪となった。
ノーマルタイヤなので)この手前に車を駐め、ここから歩き出した。


ゆっくり登って行く。




雪があるだけで嬉しい。




小動物の足跡を発見。


天山ダム分岐を通過。




天山が見えた。


雪が美しい。


上宮登山口への分岐を通過。


天川登山口に到着。


当然のことながら車は一台も無い。
嬉しい。


登山口から、あらためて出発。


雪がたっぷりある。


雪景色が素晴らしい。




ノートレースだが、小動物の足跡だけはある。


運動会でもしているのだろうか?


あめ山分岐を通過。


この先の、


いつもの場所でパチリ。
周囲の山に雪は無い。


この辺りは、雪がけっこう深かった。




だが山頂近くになると、強風で吹き飛ばされたのか、
雪は少なくなった。


天山山頂に到着。


やはり誰もいない。


一週間前の元旦に登ったよきは数百人もいたのに、
今日は私一人だけだった。


南側の方が、積雪があるような気がする。




この辺りはけっこう深く、




風紋もできていた。


いいね~


稜線散歩。


雪景色を存分に楽しむ。






山頂に戻っているときに、


太陽がわずかに顔を出した。


天山に別れを告げ、


下山開始。


雪景色を楽しみながら、下って行った。


登山口に到着。


やはり誰もいなかった。
今日は誰にも会わなかった。


雪が降る中、
私は車を駐めている場所までゆっくり下って行ったのだった。