一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

またもや朝駆け天山 ……ミヤマウズラの群生地と開花間近の秋の花々……




8月30日(日)
登山者の多い日曜日だし、
私は午後から仕事なのだが、
無性に天山に登りたくなった。
で、またもや天山に朝駆けすることにした。

5:20
天川登山口に駐車場に着くと、
驚いたことに、すでに7~8台の車が駐まっていた。
急いでヘッドランプを装着し、歩き出す。(フラッシュ撮影)


いつもの場所でパチリ。(フラッシュ撮影)


少し急ぎ足で登って行く。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
すでに20人ほどの登山者がいた。
ビックリ。
“初日の出”や“山の日”以外でこんなに登山者がいたのは初めてだ。


今朝は遠くまで良く見える。
くじゅう連山、


左に目を転ずると、由布岳


さらに左に目を転ずると、英彦山
今日は、英彦山の横から陽が昇りそうだ。


山頂から少し離れた場所で待機する。


キタ~~~


やはり、英彦山の横からの御来光だ。


いいね~


山頂には人が多いので、
早速、稜線散歩へ。


遠望を楽しみながら歩く。
阿蘇山は噴煙まで見える。


くじゅうも、


由布岳もくっきりと見える。


そして英彦山
素晴らしい!


今、天山には、マツムシソウがたくさん咲いている。


美しい。


ヒメアザミも朝陽に輝く。


他の花々は、
5日前にほとんど同じ花を掲載しているので、そちらを見てもらうとして、(コラコラ)


気になっている花をピックアップして観察しよう。
まずは、ホソバノヤマハハコ。


蕾がだいぶ膨らんできた。


早く、早く!


タンナトリカブトや、


センブリも開花準備が整っているようだ。


そして、ウメバチソウ


開花を始めていた。


昼頃には開花するのかな?


近いうちにまた見にくるよ。


今年もなんとかウメバチソウが見られそうなので、嬉しい。


人の多い山頂から遠く離れ、
いつもの場所で、


こんな風景を見ながら、モーニングコーヒー


本日の「天山壁」。


山頂に戻るも、まだ人がたくさんいたので、


キンミズヒキを見ながら、足早に散歩道へ。


ノダケや、


オミナエシがたくさん咲いている。


オミナエシとノダケのコラボ。


アキカラマツと、


シギンカラマツの“カラマツ”コンビ。


何十と花を付けたホソバシュロソウの大株を見つけた。


アキチョウジや、


クサアジサイや、


ナガバノコウヤボウキを見ながら、
ミヤマウズラの群生地へ。


まだ咲き始めだけれど、


私を楽しませてくれる。


私を歓迎してくれているようだ。


今日一番の花は、コチラ。


下からパチリ。
面白すぎる。


今年もカワミドリに逢うことができた。


アケボノソウや、


ツルニンジンは、
蕾が膨らんできた。


レイジンソウも、


開花間近。


こちらの株は、


蕾が紫色がかってきた。


ツクシミカエリソウも、
まもなく咲くだろう。
毎日でも通いたくなる天山だ。
今日も「一日の王」になれました~