
昨年もそうであったが、
今年もまた、
ヤスさんは山でヤマボウシに出逢うと、
異常に興奮する。(笑)
どうやらヤマボウシが大好きらしいのだ。
そんな「ヤマボウシ大好き」なヤスさんのために、
今日は、雲仙にある九千部岳に行くことにした。
この時期の九千部岳は、
ヤマボウシ目当ての登山者が大勢押しかけるため、
早朝登山を計画する。
佐賀県白石町の某所で待ち合わせをし、出発。
6:00
吹越第二駐車場に到着。
車が1台あり、
帰り支度をしている青年がいたので話しかけると、
もう九千部岳に登ってきたとのこと。
ヤマボウシのことを尋ねると、
「ガスっていて、まったく見えませんでした」
と、苦笑いしながら青年は答えたのだった。
準備とストレッチを終え、
6:14
吹越第二駐車場を出発。

吹越トンネルの周囲にはヤマボウシがたくさん見えたが、
山の上部はガスっていてまったく見えなかった。

6:25
九千部岳登山口より入って行く。

登山道にはヤマツツジの花がまだ残っており、
目を楽しませてくれる。


なかなか雰囲気の良い道だ。


7:05
田代原分岐を通過。


ここからは急登。

道も狭い。

おまけにガスっているので、まったく展望なし。

7:27
九千部岳山頂(1062.4m)に到着。
先客が2人いた。
ひとりは、もう1時間ほどもガスが晴れるのを待っているとのこと。
我々ものんびり待つことにする。

うっすらヤマボウシが見えるが、遠くは見えない。

向うの岩場に人影が見える。

2~3時間は待つ覚悟で、
シモツケの花などを撮ったりしていた。

山頂に到着して、30分ほど経過した頃だろうか、
誰かの「ガスが流れ始めた」との声に、
急いで岩場に飛び乗る。

まるで、
ステージの幕が開くように、
ガスが流れてゆく。







「お~、すごい!」
とヤスさんの声。
ヤマボウシで有名な山と言っても、
ヤマボウシの木が少しかたまって植生している程度のことだと思っていたそうだ。
だから、その驚きよう、
その感激の度合いが尋常ではなかった。
「あまりにも素晴らしくて、死にそうです!」
とヤスさん。(笑)
九千部岳のヤマボウシは、
ヤマボウシ大好きのヤスさんを、
昇天させるほど感動させたようだ。

平成新山、普賢岳なども姿を現した。

斜面にヤマボウシがたくさんあることが判る。

遠くの山まで見えるようになってきた。
それにしてもヤマボウシの白が美しい。

まるで、残雪のアルプスの山のよう。

「これほどとは思ってもみませんでした」
と、ヤスさん。

シモツケとヤマボウシの競演。

ガスが晴れて、普賢岳方面の斜面にあるヤマボウシも目立つようになってきた。

あの白い点々、全部ヤマボウシ。
「圧巻の風景です」
と、ヤスさん。

稜線を西へと歩き、
展望の良い平らな大岩で、再びヤマボウシを楽しむ。

ここから見るヤマボウシは、
流れる白い川のようだ。

ヤスさん、激写につぐ激写。

もはや言葉は必要ないだろう。



再び、九千部岳の山頂に戻って、
またまた展望を楽しむ。

若い女性の声が聞こえたと思ったら、
2人の女性が向うの岩に姿を現した。

彼女たちの感動が、こちらまで伝わってくるようであった。

8:46
九千部岳山頂を出発。
展望を楽しみながら、下って行く。

登ってくるときはまったく見えなかったので、実に新鮮。

「これでもか」って感じで我々に美が迫ってくる。


遠くに見えていた山も、
次第に近づいてくる。
と、ヤマボウシの「白」も、より鮮明となる。



最後の最後まで、ヤマボウシは我々を楽しませてくれた。
感謝!



9:57
吹越第二駐車場に到着。

ヤマボウシの余韻に浸りながらも、
私は、今日出逢った、もうひとつの小さな花のことを思い出していた。

そう、イナモリソウ。

こちらは、花と葉が完璧な形のイナモリソウ。

今日も「一日の王」になれました~
