一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

人生の一日(23) ……「敬老の日」に思ったこと……

 

私の住む町の町内会では、

毎年「敬老の日」に、公民館で「敬老会」が開催される。

料理がふるまわれ、お祝いの饅頭がもらえることになっている。

で、昨年、(70歳になった私に)この「敬老会」へのお誘いの連絡があった。

〈お誘いは後期高齢者の75歳から……〉

と漠然と思っていたので、ビックリした。

〈いつの間にか私も「敬老会」へ呼ばれる年齢になっていたのだ……〉

と、感慨深いものがあった。

そして、今年も、「敬老の日」がやってきた。

今年も当然のことながら「敬老会」への誘いはお断りしたので、

「敬老会」に出席しなかった人へのお届け物が届いた。

 

開けてみると、

(昨年と同じく)赤飯と、紅白まんじゅうと、お茶であった。

早速、配偶者と一緒に美味しく頂いた。

 

私も、

「これからも元気で長生きしてください」

と言われる年齢になったのかと思うと、

すっかり老人になってしまったようで、少し誇らしかった。(笑)

 

老人になろうと思っても、老人になるまで生きることができない人もいるのだ。

老人になるのは、決して悲しむべきことではないと思うのだ。

世の老人たちは、少しでも若く見られたいと、

毎日アンチエイジングに、「若づくり」に励んでいると思うが、

70歳を過ぎたら、むしろ、

みうらじゅんさんが提唱している「老けづくり」に励む方がいいのではないか……

と、思うようになった。(笑)

今後は、年齢よりも老けて見えるような努力をすべきではないか……と。

昨年も今年も、

80代、90代の高齢者たちに混じって和気藹々と食事をしている私の姿が想像できず、「敬老会」へのお誘いはお断りしてきたが、

来年は、「老けづくり」をして、「敬老会」に出席してみようかと思った。

「老人」になるのは誰もが初めてなのだから、

もっと「老人」を楽しんでもいいのではないだろうか……

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