一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

最近、驚いたこと(35) ……日本におけるクラシック音楽の草分け的存在・幸田延……

 

NHKEテレ『クラシックTV』(NHK Eテレ)という音楽番組は、

MCの鈴木愛理さんを目当てに毎週観ているのだが、(コラコラ)

 

先日、「点と線 つながるヒストリー」(2025年9月11日放送)と題する回で、

 

明治期、日本のクラシック界を切り拓いたパイオニアとされる幸田延という女性を紹介していた。

 

幸田延】(こうだ・のぶ)

1870年4月19日~1946年6月14日。

(明治3年3月19日~昭和21年6月14日)

日本のピアニスト、ヴァイオリニスト、音楽教育家、作曲家。

クラシックの分野で日本初の作曲家とされ、

妹のヴァイオリニストである安藤幸(あんどう・こう)と共に、

日本における本格的音楽家の草分けとされている。

音楽取調所全科を卒業し、アメリカ、オーストリアに留学。

帰国後、東京音楽学校教授として後進の育成に尽くす。

同校では瀧廉太郎、三浦環本居長世山田耕筰久野久、萩原英一らを育成した。

 

幸田延という名は知ってはいたが、詳しくは知らず、

『クラシックTV』で、瀧廉太郎や山田耕筰が教え子だったと聞いて、

驚くと同時に、

〈こんなスゴイ女性がいたんだ~〉

と、認識を新たにした。

 

幸田延を調べていくうちに、

作家・幸田露伴幸田延の兄であることが判り、二度ビックリ。

 

ということは、私の好きな幸田文露伴の次女で『おとうと』『流れる』などで知られる作家)にとって、幸田延は叔母にあたるのだ。(三度ビックリ)

 

そして、番組の中で、

幸田延が作曲した「バイオリン・ソナタ ニ短調」を聴いたのだが、

 

これがすこぶる良かった。

古典形式に忠実でありながら、節回しや、間の取り方に日本的な情緒が感じられる、完成度の高い曲になっていた。

こんなにも素晴らしいバイオリン・ソナタが、

130年近く前に、日本で誕生していたことにも驚く。(四度目の驚き)

www.instagram.com演奏:石上真由子(バイオリン)清塚信也(ピアノ)

 

最後まで聴きたい方はコチラで↓

www.youtube.com